近所の大通り沿いに、社員寮を名乗る古い建物がありました。解体され集合住宅になると知った時、お庭の桜はなくなってしまうものだと思いました。が、なんと桜の木の存在を売り物にしたネーミングのマンションになりました。公園でのお花見には向きませんが、上に上に伸びる種類の桜があるとデベロッパーには便利ではないかと想像します。
1枚の葉書が出てきました。大学生のとき古書店で購入した、300円という鉛筆書きの文字が裏表紙を開くと見える『フランス語の入門』(白水社)に、買ったときから入っていた葉書です。捨てられずにいたことは記憶にあります。その後、本の頁にはさまれ数度の引越に耐えた葉書が、年末年始の片付けで再発見されたというわけです。あらためて見ると丁寧なカラーの版画が印象的な、美しい葉書です。
葉書は東京都練馬区の人から同区内の人にあてたもので、何年も前の美術大学の学園祭イベントのお知らせでした。当時住んでいた区内でしたが縁もゆかりもない場所でしたし、古いものなので特に届けようとも考えず、だからといって捨てることもせずにいました。(買った古本屋さんに持っていけばよかったのかも知れません。)
ところが、今はインターネットの時代です。ふと思いついて差出人の名前で検索したところ、その方のFacebookアカウントらしきものが見つかりました。比較的一般的でない名前と年の頃も一致し、葉書の学園祭の大学がプロフィールにあります。私が本を買ったのは恐らく41年前、葉書はさらにその3年前1980年に投函されたものです。不思議な時代になったと思わされます。年初より災害に見舞われた地域もあり喜べないお正月でしたが、本年もよろしくお願いいたします。
クラウド録画がなかなかアクセス可能にならない。ネットで調べるといつまでも録画中からステータスが動かないことがあるみたいで、サポートに問い合わせる際の文句(英語)まで紹介されていたのだが、試しにもう1回同じミーティングを始めて、すぐに終わってみたところ、最初の方のミーティングも終了になった。私の操作と因果関係があるかどうかは不明だが、一応メモ。
変わらぬ日々を送っていますという報告以上ではありません。2学期が始まりました。
一昨日、たいてい他の客と出くわすことがない模索舎で、制服の高校生らしき2人組が入ってきて本を探すのを目撃しました。夏休みの宿題というわけではないと思うのですが、ここに来なければ見つからないような本を探すとは相当マニアックなのではないかと思いました。
グーグルストリートビュー上で過去の実家を見ることができます。若葉の吹き出す春、木々の葉が茂りまくっている夏、栗の実が割れてくる秋、サザンカの花咲く冬という4種類の景色が楽しめて、それぞれの季節に帰省したような気持ちになれます。この夏はグーグルで帰省したということになります。
今週から大学も授業です。