備忘録

科学技術論を専門とする大学教員・研究者である林真理の教育、研究、生活雑記。はてなダイアリーから移行してきました。

成績評価を誤りにくくする名簿整序方法と効率化する階層化方法の経験に基づく提案

 CSVファイルの名簿は学籍番号をキーにして、昇順に整序する。授業ごとのコメントシートなどの学生の紙提出物も同じように並べる。
 初期状態の名簿は、学部や学年によって順序づけされているが、そのままでは学籍番号の付与方法についての知識が豊富でない者には、誰がどこにいるのか簡単に発見できない。例えば工学部建築系学科(2010年度以前入学)と建築学部(2011年度以降入学)は、学籍番号の最初の文字が同一なのに大きく離れた場所にある。編入生、休学経験者、教職課程、科目等履修生も見失いがちである。そのため、とにかくまず順序をわかりやすく入れ替える。これが点数を付け損なわないための重要な方法。
 紙提出物を整理する際には、後に学籍番号で整序することを念頭におきつつ、学科(最初の2文字に対応)ごとに分ける。同一学科・同一入学年度の学生が多い場合には、その人数に応じて番号の近いものを束にする。たとえば、だいたい3つに分ける場合は、1−40番、41ー80番、81番以降のような具合になる。逆に出席人数の少ない学科が複数隣接していたら、最初からひとまとめにする。一度に両手で持つ枚数が10枚程度であれば、その中での整序は全部を一度に手に持ったままできるからである。(ただし紙の大きさにもよる。)読むことや点数を付けることに時間がかかるのは仕方がないが、並べ換えに時間がかかるのは避けたいと考えて、たどりついというか何となくいつもやっている方法。