卒業していく学生たちと話をした後、これから入学してくる学生ともお話をしました。しっかりした大人になったように見える卒業生たちと比べると、いかにも頼りなく思える来年度新入生ですが、高いビルから東京の街を珍しそうに見下ろしている彼らと同じように、自分も37年前の東京に来たばかりだったことを思い出しました。そんなふうに考えると、東京を案内、紹介する側に自分がいるということに、まだ違和感を覚えます。また、卒業生だからといって、心配がないというわけではなく、卒業していく学生たちに、頑張ってねと言ったあとに、でも頑張り過ぎないでねというようになりました。
