備忘録

科学技術論を専門とする大学教員・研究者である林真理の教育、研究、生活雑記。はてなダイアリーから移行してきました。

研究関連情報リンク

杉山滋郎『「軍事研究」の戦後史』

恵投いただきました。著者に会った後、家に帰ったら届いていました。 全体としては中谷宇吉郎研究に続く歴史的研究書ですが、第6章はまさに「今」の問題を扱っており、関係者必読です。「軍事研究」の戦後史:科学者はどう向きあってきたか ( )作者: 杉山滋…

『現代思想』2016年11月号

「研究費の誘惑と研究者の憂鬱 デュアルユース時代の科学者・技術者の倫理」という文章を載せていただきました。 http://www.seidosha.co.jp/book/index.php?id=2986 技術のデュアルユース性をどう捉えるのか、産官学の関連、技術者の倫理等混成的テーマの文…

生物学史研究会のお知らせ

最新のお知らせのページを更新しました。 http://www.ns.kogakuin.ac.jp/~ft12153/hisbio/meeting_j.htm 既に情報は流通しているので、最近はむしろ記録を蓄積していくのが主な目的のページになっているような。

2016年度新入社員春の意識調査(日本生産性本部)

「今年の新入社員は大丈夫? 「良心に反する上司の指示でも従うか」の調査、初めて「従う」が上回る」というタイトルの記事が産経新聞のサイトに出たみたいですが消えているようなので、以下の図を貼り付けておきます。 出典はこちらです。 http://activity.…

週末は科学史学会第63回年会

こちらが大会のウェブサイトです。 https://sites.google.com/site/2016kagakushi/ ツイッターアカウントは@kagakushi2016 場所は新宿と便利ですので、首都圏にお住まいで関心のある方はぜひご参加下さい。 どなたでも、当日参加も、受け付けています。 シン…

<学術会議>軍事研究否定、見直し検討 年内に見解

デュアルユースという言葉の含意に、「倫理に反する軍事研究」と「社会にとって必要な研究」との線引きの困難さがあるところまでは、多数の方が合意すると考えています*。もしそうならば、研究を進めることを最重要視して禁止の範囲を緩めていくのか、それと…

市民科学研究室『市民研通信』

「市民は技術発展のための実験台なのだろうか?」というタイトルで話(というか対話というか)をしたときの文字起こしが出ました。 PDFファイルで直接リンクなのでご注意下さい。 http://archives.shiminkagaku.org/archives/csijnewsletter_034_mhayashi…

横山尊『日本が優生社会になるまで』(勁草書房)

日本が優生社会になるまで: 科学啓蒙、メディア、生殖の政治作者: 横山尊出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 2015/12/19メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見るご恵投ありがとうございました。(ちょっと前ですが。) 国内あちこちに足を運び、熱…

@kagakushi2016

期間限定のツイッターが始まりました。といっても個人のものではなく、日本科学史学会第63回年会実行委員会のものです。 アイコンは有名な科学史上の著作から。 ヘッダー画像は、最寄り駅から会場への地図。 https://twitter.com/kagakushi2016

最新話無料配信「わたしを離さないで」

他の仕事をしながらTBSのサイトで視聴していたら、間違ってブラウザを閉じてしまいました。途中から見ることができないのでもう見るのをやめようかと思っていたところ、TVer(民放公式テレビポータル)というサイトでは(ときどき強制的にCMが入るようですが…

センター試験「倫理」

受験者が少ないことで知られる「倫理」の問題を見てみると、最初の問題が次のとおりで、少し驚きました。 問1 下線部に関して,遺伝子の応用技術をめぐる問題についての記述として適当でないものを,次の①〜④のうちから一つ選べ ① 遺伝子組み換え技備は,植…

『情況』12・1月合併号

<特集>科学技術政策と大学改革 小松美彦:特集「科学技術政策と大学改革」劈頭にあたって 金森修・広井良典「対談:文明史の転換と科学批判」 林真理「大学は何のためにあるのか 占領期の大学法案をめぐる議論から」 斎藤光「「科学技術基本法」の構図と意…

『生物学史研究』93号

ウェブサイト係として目次を更新しました。 http://www.ns.kogakuin.ac.jp/~ft12153/hisbio/journal_j.htm 今回は、特集2つのみの掲載です。 [特集1]放射線の健康影響問題を歴史学の観点から捉え直す [特集2]帝国を調査する─フィールドワークの科学史に向…

ETV特集「それはホロコーストの'リハーサル'だった 〜障害者虐殺70年目の真実〜」

ナチス時代のドイツで、ユダヤ人虐殺よりも前に、障害者のガス室送りが行われていたことを扱った作品です。 http://www.nhk.or.jp/hearttv-blog/3500/230061.html とても重要だと思ったのは、国家のためという名目での、医学という手段を用いた弱者の切り捨…

「「細胞を創る」研究と社会」(『生物工学会誌』93(10))

標記題名の記事を書きました。 特集「「細胞を創る」研究とその展開」の一部です。 http://www.sbj.or.jp/sbj/sbj_vol93_no10.html 簡単ですが、合成生物学に関する、海外での倫理的な議論、コミュニケーション活動の紹介をしています。

『生物学史研究』92号

最新号の目次を更新しました。 http://www.ns.kogakuin.ac.jp/~ft12153/hisbio/journal_j.htm 遅くなってすみません。というか他にもいろいろ遅れており申し訳ありません。

市民科学研究室B講座

市民研の上田さんの講座で、ゲスト講師をつとめます。8月21日(金)夕方になります。 どなたでも参加できます。申し込みは下記のページからできるので、もしご関心があれば・・・。 http://blogs.shiminkagaku.org/shiminkagaku/2015/07/b-3.html

八耳俊文「青山学院女子短期大学における 教養教育科目「科学史」」

懐かしい情報の入った論文があったのでメモ。(PDFファイルです。) http://www.agulin.aoyama.ac.jp/opac/repository/1000/17047/N22U071_086.pdf

理系のための科学技術者倫理

少しだけお手伝いさせていただいた本を、ちょっと前に送ってもらいました。理系のための 科学技術者倫理 JABEE基準 対応作者: 直江清隆,盛永審一郎出版社/メーカー: 丸善出版発売日: 2015/06/12メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (1件) …

最新生物学史研究会のお知らせ(日程変更有)

香西豊子(佛教大学社会学部講師)「種痘と人別――幕末日本における牛痘種痘法普及の政治性」 http://www.ns.kogakuin.ac.jp/~ft12153/hisbio/meeting_j.htm ところで先日、研究会のサイト管理者アドレスである私のところに、テレビ東京の番組制作会社の方か…

井上章一・三橋順子編『性欲の研究 東京のエロ地理編』

性欲の研究 東京のエロ地理編作者: 井上章一,三橋順子出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2015/03/23メディア: 単行本この商品を含むブログ (5件) を見る著者(訳者)の一人である齋藤光さんから送っていただきました。現代風俗研究会しか知りませんでしたが、…

生物学史研究会 6/13(土)のお知らせを掲載しました

香西豊子(佛教大学)「種痘と人別――幕末日本における牛痘種痘法普及の政治性」 http://www.ns.kogakuin.ac.jp/~ft12153/hisbio/meeting_j.htm

人工授精の近代 戦後の「家族」と医療・技術

人工授精の近代: 戦後の「家族」と医療・技術作者: 由井秀樹出版社/メーカー: 青弓社発売日: 2015/03/25メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る著者からいただました。産婦人科医の言説を掘り起こして、生殖技術がどのように正当化されていった…

生物学史研究会 3/28(土)のお知らせを掲載しました

「記憶の消去と再生の倫理――現代日本のポピュラーカルチャーをめぐって」(西貝怜氏) http://www.ns.kogakuin.ac.jp/~ft12153/hisbio/meeting_j.htm

同一人物の報告

CINIIのデータベースでは、同姓同名の著者の論文でも、同一人物かどうか判定に自信がない場合は別人が書いたような扱いですが、著者名で検索した結果の画面から「同一人物の報告」ができるようになっています。 しばらく前に本人を名乗って報告しておいたら…

中村禎里と冷戦期日本の生物学史研究(シンポジウム)

http://www.ns.kogakuin.ac.jp/~ft12153/hisbio/sympo_j.htm やっと掲載しました。

2014年度 科学技術社会論・柿内賢信記念賞選考結果について

知っている方が受賞していることに気づいた。 http://jssts.jp/content/view/260/34/

科学コミュニケーション研究会

ゲストで呼んでいただけることになりました。来週の火曜日に、研究会の関東支部勉強会で話題提供をさせていただきます。 詳細はこちらです。 ちょっと古いファイルを整理します。

精神と自然

精神と自然: ワイル講演録 (ちくま学芸文庫)作者: ヘルマンワイル,ピーターペジック,Hermann Weyl,Peter Pesic,岡村浩出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2014/10/08メディア: 文庫この商品を含むブログ (3件) を見る既に退職された同僚の物理学者である訳者…

生物学史研究91号

発行されました。いつものとおり目次をアップロードします。 http://www.ns.kogakuin.ac.jp/~ft12153/hisbio/journal_j.htm まだうちに現物が届いてないので、表紙スキャン画像がありません。たまたまだと思いますが、他の人のところに届いているのは、つぶ…