備忘録

科学技術論を専門とする大学教員・研究者である林真理の教育、研究、生活雑記。はてなダイアリーから移行してきました。

ミクロコスモス 初期近代精神史研究 第1集

 よく考えたら(いやよく考えなくても)、いまこのブログはHatenaで書いているので、固有の機能を試してみたくなったとしても不思議ではないだろう。

ミクロコスモス 初期近代精神史研究 第1集

ミクロコスモス 初期近代精神史研究 第1集

 菊地原洋平さんから送ってもらいました。ありがとうございます。
 またブログを移転するときどうなるのか、このエントリがどんなふうに再現されるのかよくわからないけど、まあいいや。
 ところで、History of Ideasとか、Intellectual Historyという言葉には甘美な響きがあって、科学史を勉強し始めた頃のちょっとワクワクした気持ちがよみがえってくる。その頃とても印象的だったのが次の本。
存在の大いなる連鎖 (晶文全書)

存在の大いなる連鎖 (晶文全書)

 歴史的な因果関係というよりは、思考枠(理念、タイプと言っても良い)の類似性に着目し、まったく違ったもの同士のあいだにある種の共振を見いだすというのは、歴史家による精神分析みたいなもので、知的な関心をかきたてるものであることは間違いない。もう一回学部からやり直して良いのなら、こういう研究をするかもしれない(いや、やっぱりしないかな)。