備忘録

科学技術論を専門とする大学教員・研究者である林真理の教育、研究、生活雑記。はてなダイアリーから移行してきました。

見えない赤外線

 これから一緒に仕事をすることになった3人が、携帯電話番号を交換しようとした。
 赤外線通信できるはず、とそれぞれが携帯電話をいじりはじめたのだが、どうしたらいいのか誰もわからない。
 以前、推薦入学を決めた高校生のスクーリングに、同じ学科に入学する初めて会った生徒同士が赤外線通信で電話番号などを送り合っているのを目撃して、こういうことができるのが若者らしさなのだと思ったことがあった。やはり四十代のおじさん3人には不可能であったらしい。
 携帯電話のやりかねないことを十分には理解していないこの仲間の一人は、話をしている最中にちょうど地震情報が届いて「なんじゃこりゃ」と不思議がっていた。