備忘録

科学技術論を専門とする大学教員・研究者である林真理の教育、研究、生活雑記。はてなダイアリーから移行してきました。

20年

4月1日の入学式と、2日のガイダンス+習熟度調査試験監督で、それぞれの務めを果たしました。

この職場に勤め始めてから、ちょうど20年です。もともと、継続的な人付き合いが苦手で、引っ越しが好きで、飽きっぽい体質の自分が、一つのところにこれほど長くいるとは思っていなかったので、自分でも驚いています。(いろいろな方のおかげです。)

といっても、担当科目も変われば、部屋の引っ越しも2回あるし、所属組織の看板もころころ掛け替えられるということで、めまぐるしく職場環境は変化しており、20年前にはとても予想も付かなかった事態になっていることは確かです。

昨年度いろいろと考えさせられたのは、いくつかのハラスメント事件でした。古い知り合いの方が、パワーハラスメント、マンスプレイニングといった非難を浴びるようなケースが複数ありました。同じ時代に同じ環境で育った自分は、同じようなことをしかねない傾向を持っているのは間違いないと思っています。かつてそういう環境が嫌であった身でも、多分免れません。自分でしなくても見過ごす、見逃すというのはありがちです。断ち切る世代になれるように努力したいと思いました。

勤め始めて2年目に授業に出ていた学生が同僚になった4月。しばらく書き込まなかったので生存確認を兼ねて。