備忘録

科学技術論を専門とする大学教員・研究者である林真理の教育、研究、生活雑記。はてなダイアリーから移行してきました。

『科学技術社会論研究』17号発行(特集=身体・生命・人間の資本論)玉川大学出版部

特集部分の目次は次のとおりです。
身体・生命・人間の資本論―特集にあたって  林  真理 

人体の商品化と生権力  廣野 喜幸

科学技術社会論における生―資本論  標葉 隆馬 

「死ぬ権利」と「無益な治療」―命の選別と切り捨てへの力動の両輪として  児玉 真美

高齢者をめぐる生政治―医療費増加の責めを高齢者に帰する言説の分析  花岡 龍毅

代理出産というビジネス―経緯・現状とそれを支える文化構造  柳原 良江

女性の身体の資源化に抗う―代理出産をめぐる日仏の動向  小門  穂

胎児組織利用と子産みをめぐる統治性および生資本  山本由美子

遺伝情報に託される意味―遺伝性疾患のある当事者の語りから  二階堂祐子

「遺伝子検査」へのダブルスタンダードと不透明な未来  武藤 香織 

診療記録の資源化―医療情報の電子化と次世代基盤法  佐々木香織

人試料を用いる科学研究―バイオバンクと「約束」のあり方  井上 悠輔

人体の資源化と社会装置としての幹細胞バンク  見上 公一 

www.tamagawa-up.jp

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