備忘録

科学技術論を専門とする大学教員・研究者である林真理の教育、研究、生活雑記。はてなダイアリーから移行してきました。

女性専用車両

1限開始少し前、教卓で準備していると、女子学生が近づいてきて、走り書きの小さなメモを見せました。「ちかんにあって気持ち悪いので保健室に行きます」。

別の学生は、駅から大学まで歩いてくるとき、人の流れが途切れたところで、いきなり知らない男性に声をかけられ、壁際に追い詰められたそうです。「電車で見て可愛いと思ってずっと付いてきたんですけど、メールアドレス交換してくれませんか」

都心の大学で教えて体験したことです。私が知りえていることは、氷山の一角に過ぎないのでしょう。いずれもちょっと前の話です。

安心して通学・通勤する権利の方が、乗れる車両を一つ増やす権利より、ずっと大事にされるべきなのは自明ではないでしょうか。