「理科や数学などは実際に役に立たないと思うことが多い」という、工学部(決して理学部ではない)に入ろうとする学生の認識が、これからどのように変わっていくのか、その経過を観察したくて仕方がない。自分の所属する学科名称の一部である「応用」という日本語の意味に気づく日が来るのは、きっと遠いことではないはずだ。そのとき発見の意識がどれほどあるだろうか。(教育開発センターから出た春休みの宿題中。)
6歳児が、猫は人間と(後)足が反対(に曲がっている)というので、猫は爪先で立っていると説明し、室内にいた実物を捕らえ、膝、踵と思われる場所を示した。役に立たない比較解剖学も、子どもには大きな驚きだ。