備忘録

科学技術論を専門とする大学教員・研究者である林真理の教育、研究、生活雑記。はてなダイアリーから移行してきました。

2013-09-01から1ヶ月間の記事一覧

知識の価値

ちょっと奇妙な種類の(と私には思える)故障をしたプリンタが、もとに戻った。 先週試しにプリントした画像の色合いを見た学生が発見したその故障の直し方は、マニュアルを読んでもわからず、ネットで調べても同様の症状は見つからず、仕方なく公式サポート…

小学校で反転授業!?

武雄市の「小学校で反転授業」計画を聞いて、うちの小学生を振り返って考えた。ニュース記事はこちら。 そもそも低学年の宿題は一人でやるものではないように見える。学校に残って同級生とプリント。家に帰って親の前で「音読」。この対話的な授業外学習を、…

新宿中央公園

差別撤廃東京大行進(サイトはこちら)の出発前の写真です。もりあがってます。 見たところ(見かけだけじゃ分からないとも思いますが)セクシャルマイノリティの方が多いようでした。ヘイトスピーチ問題が頭にあったので、ちょっと意外でしたが、生きるべき…

『科学技術社会論研究』第10号

「科学を評価する」を問う (科学技術社会論研究)作者: 科学技術社会論学会出版社/メーカー: 玉川大学出版部発売日: 2013/07/30メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (1件) を見る 韓星民、林真理「当事者を開発者と結び付ける科学技術コミ…

人文・物理研究室

このたびの研究室移動によって、他大学でもおそらく前例のない(笑)、「人文・物理研究室」の誕生となりました。といっても、八王子校舎を「主たる勤務地」とする「人文」分野の教員と、「物理」分野の教員が、それぞれ新宿にきたときに使うスペースが一緒…

小松美彦他『生を肯定する いのちの弁別にあらがうために 』

小松さんの対談集は、たしかこれで2冊目のはず。対談で持ち味を発揮する語り手だと思う。 小松さんという人はいつも、あの人に会ったらこれを言おう、この人に会ったらあれを聞いてみよう、と考えている人に違いないと思っている。対話の材料を常に考え、対…

社会人として必要な力

休み中に顔を見せた卒業生から、退職した会社の未払い残業代支払を求めて簡易裁判を起こしているという話を聞いてちょっと驚いた。アートやデザインが好きな彼の口から、法律用語や細かい書類の書き方などの話が飛び出してくるのに違和感があったが、生まれ…

新学期

先週はバタバタしていたが、今週は落ち着いて小学生の通学を見ている。2学期制なので本当はそうは呼ばないのだが、小学校は新学期が始まった。大学はまだ始まっていない。 小学校では転校生が1人いて、朝会で全校生徒に紹介されたらしい。他学年の生徒にも…

杖は2本持てない

小さい頃からの欠点は、大人になってもずっと治らない。せいぜい、隠すのがうまくなるだけだ。 忘れ物が多い自分を、どうにか飼い慣らしてきた。いつも忘れ物をしそうだと意識するようにして、出かけるときの荷物は1つにまとめるとか、物から手を離さなけれ…

一夜明けて

7年後にパラリンピックとオリンピックが、私の住んでいる都市で行われることが決まっていた。せっかくやることになったのだから、これを機会に東京を恥ずかしくない都市にしたら良い。福島事故への対応に世界の目が継続的に集中する環境になったことも、良…

オルガンレクチャー・コンサート体験

東京女子大で、大学専属オルガニストの演奏とレクチャー。チャペル後部上方でオルガンを演奏するシーンを横からカメラで撮影し、それを前方のスクリーンに映し出す。前を見ながら聞いていても、音の聞こえ方にまったく違和感を感じないのが後から考えると不…

途中経過

エクセルの表を貼り付けたパワーポイントのファイルをPDF化したら、表の位置が大きくずれてしまうことを発見。もとのパワーポイントでの配置をずらしての調整とか、表を別にPDF化してから後で一緒にするとか、いくつか方法を考えたが、結局新しいバージョン…