備忘録

科学技術論を専門とする大学教員・研究者である林真理の教育、研究、生活雑記。はてなダイアリーから移行してきました。

2013-06-01から1ヶ月間の記事一覧

犯人逮捕

ヘチマの葉を食い荒らした犯人のクロウリハムシを逮捕したが、1匹だったので釈放。 ベランダの外に放り投げたら、飛んでいった。 不殺生の善行を成したので、地獄でも救いの手が伸びて来るだろう。

ポリアンナ効果

電車から降りてホームを歩いていると、ベンチに腰掛けていた女性が慌ててその電車に飛び乗ろうと私の前を横切った。そのときベンチに残された傘に目がとまる。落ち着いた色のそれが、たったいま駆けて行ったその妙齢(?)の女性のものに違いないととっさに…

隣県出張

金曜日は教育実習生の研究授業のため、某高等学校に出張。学生も緊張しているが、こちらも同様に緊張。 学習塾で教えていた頃、黒板に書いた漢字の書き順の間違いを小学生に指摘されたことがあったのを思い出したりする。何事も練習、体験。 京急の快速特急…

初あさがお

月曜日に一輪咲きました。今日はもういくつも咲いています。 ヘチマ、ゴーヤも成長中で、4年目となる西向きベランダ緑化計画は順調に進行。 前年収穫した種だけで面白いように増えるアサガオはさすが、小学一年生の教材に選ばれる育てやすさ。

映画「タリウム少女の毒殺日記」

タリウム少女の毒殺日記を、metaPhorestのセミナーで鑑賞しました。 以下、ネタバレになります。 監視社会を打ち破る(というよりすり抜ける)解決策として自分自身を主体的に監視し、また逆に監視社会そのものを対抗的に監視する新しい自己を立ち上げること…

ちゃんと寝るようにとか、授業中眠くなるぞとか、風邪をひきやすいぞとか、子どもに言う言葉が全部自分にも返ってくることがわかった。本日は今週で一番遅くて4時40分起床。 本日もう洗濯物を乾燥機にかけたというのに、天気予報が昨日から反転して少し晴…

学生の質問

ガリレオがピサの斜塔から重さの違う物体を落として同じ速さで落ちることを証明したという話は、近頃の科学史家によれば後世の作り話で実験は実際には行っていないっぽいということを授業で話したところ、理科教育目的でそういうエピソードを理科の教師が話…

新八

本日から3週間、木曜日は「新八」。1,2年生は八王子校舎、3(4)年生は新宿校舎に通うのが一部学部を除き原則の工学院大学で、3年生になって基本的には新宿校舎に通いながらも、八王子校舎で落とした授業も履修しなければならない状態のことを意味す…

廣野喜幸『サイエンティフィック・リテラシー 科学技術リスクを考える』

サイエンティフィック・リテラシー 科学技術リスクを考える作者: 廣野喜幸出版社/メーカー: 丸善出版発売日: 2013/05/23メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (3件) を見る著者よりお送りいただきました。ありがとうございます。 科学リテ…

国会図書館の常連

最寄りの図書館が「国会図書館」なので、いつも使っているという学生の話を聞いた。「ネットで見つけた(日本語の)本が必ず蔵書にある」「読みたい本が貸し出し中ということがない」「自分で書棚を探す必要もない」というのが利点だそうだ。たしかに! 土曜…

鬼を演じる

少人数の授業。ほぼ時間通りにその小さな教室に行ってドアを開けると、灯りがついていない。薄暗い中で蛍光灯のスイッチを入れようとしたそのとき、ドアの裏側に1名発見。その後、机の陰や、別の死角にも学生がいることに気づく。 6歳児相手のときのように…

『動物学雑誌』のコピー

西洋の生物学・生命観をどのように日本が輸入したのか調べようとして、最初の20巻くらいをすべてコピーしたのは、まだ20世紀のこと。今ではCiniiの定額アクセスですべてネット上で見ることができる。全部捨てますがよろしいですかと、自分に尋ねる。残っ…

周到な試験準備

持ち込み可の試験をすると、なぜそんな資料を選んだのかという想定外の書籍を持ち込む学生を見ることが、たまにある。もしかすると非常に用意周到なのかも知れないが、科目内容についての理解が乏しいという可能性もある。学期半ば。1科目だけ中間テストを…

聞く刀

地下鉄で目の前に座っている人の読んでいる本のタイトルが一瞬「菊と刀」に見えたが、よく見ると「聞く力」だった。どうして間違えたのかと考えてみたところ、漢字2文字に挟まれた簡単なひらがなの計3文字という全体像の類似性が思い浮かんだが、次にもし…

大学生とLINE

やっていないと仲間じゃない的な認識の集団と、やっているのは情報リテラシーが低い人という認識の集団の双方があるらしく見える。