備忘録

科学技術論を専門とする大学教員・研究者である林真理の教育、研究、生活雑記。はてなダイアリーから移行してきました。

2006-01-01から1年間の記事一覧

おしまい

30日。研究室のある建物(=新宿校舎)が開いている最後の日。 いつもより念入りに片付けをして、繰り返し電源が落ちているのを確かめて、帰宅。 ところで初めて知ったのだが(ひょっとすると来年からなのかも知れないが)、都庁の展望台は、どうやら年末…

クローン動物の肉・乳は「安全」 米食品医薬品局が発表

http://www.asahi.com/life/update/1229/011.html 米食品医薬品局(FDA)は28日、体細胞クローン技術で作った牛、豚、ヤギの肉と乳は「人が食べても安全」とする報告書を発表した。 ちなみにFDAのサイトhttp://www.fda.gov/bbs/topics/NEWS/2006/NEW015…

これを「治療therapy」と言うのか?

"Hormonal Therapy"(日本語では「ホルモン療法」等)という言葉があって、要するにホルモンを投与する治療法などがまとめてそう呼ばれており、実体としては様々なものを指しているらしいのだが、このたび脳死の人に「ホルモン療法」が行われていると書いて…

今年最後の授業

八王子校舎で、今年最後の授業「科学技術と倫理」。 ゆとり世代最初である今年度の大学1年生については、英語や数学や物理の教員の中から不安の声が多数あった。でも、答えのない問を考えようとする姿勢と、自分の意見を表現しようとする態度に関しては、例…

ハードディスク

ヨドバシカメラでデータ消去のソフトを見ていたら「完全抹消」という名前が目についた。 ふと隣の棚に目をやると、同じ会社のソフトで「完全復元」というのが見えた。 盾と矛に関する、中国の故事を思い出した。

年末仕事

事務的な仕事で時間がつぶれる。ためていた私が悪いのだが。 まず、自分が大学に授業で来た日付を、ブログを参考にしながら1年分確かめた。 それから、パソコン等の廃棄のため書類を書くことになった。7年前のデジカメはどこにあるか探さないと見つからな…

ここにきて会議

年末のここに至って、月曜日から木曜日まで4日連続会議(またはそれに相当する、決められた時間に行う校務)。木曜日は補講で八王子にも。あとは、来週月曜日に残っている授業だけ、のはず。

試験の準備

補講のために八王子に出かける京王線の中でのこと。 聖蹟桜ヶ丘で私の目の前の席に座り、高幡不動で降りた(多分乗り換えた)おじさんは、赤いアルファベットCのマークの入った封筒から何か文書を取り出して読み始めた。どこかで見たことがあると思ったらセ…

ノロウイルス

休んだ回の授業のプリントを取りに来た学生から、先週はノロウイルスで・・と言われて思わず引いてしまう自分がいた。もちろんもう大丈夫だからこうやって学校に来ているのだというのはわかっているのし、実際に態度にはほとんど現れていないと思うが、世間…

友達は大切に(ソフトバンクCM)

CMの内容は、数人の女子学生が集まって会話中、あとで電話をするという約束を始めるが、その際に一人だけ別会社(ソフトバンク以外の会社)の携帯電話を契約している学生がちょっと気まずくなり、それを周りが「優しく」フォローする、というもの。そして…

喫煙者ほどエレベータに乗る回数が多い

7限(第2部2限)の授業の行きのエレベータでも、帰りのエレベータでも、同じM先生と乗り合わせた。 何となく罰が悪そうに話してくれた事情によれば、どちらも1階の喫煙所への行き帰りということ。授業時間プラスアルファ(多分2時間弱)という時間が、…

洋食屋バルン

工学院大学の八王子校舎ができた40年ほど前に大学そばに開店し、メニューや内装等がほどんど変わらずにいる洋食店というところに行って昼食を食べてきた。八王子で昼食をとることはあまりないし、ほとんどが地下の売店でサンドイッチか、そうでなければ生…

公開生中継

厚生労働省難治性疾患克服研究事業「特定疾患患者の生活の質(QOL)の向上に関する研究」班(2006年)よりのお知らせ http://www.niigata-nh.go.jp/nanbyou/annai/index.htm 大変興味深いのは、上のページにも書いてあるとおり、この研究報告会がインターネッ…

『科学史研究』

『科学史研究』編集委員会のために永田町(正確には平河町)の学会事務局へ。事務局がその一室を使っている3階建ての小さなビルは、立て直されるらしい。 参考記事はこちら。 10年以上も前に初めてここへ来たとき、目の前(上記地図で言うと14番のとこ…

サービス充実

A4サイズの用紙がなくなったので生協で買い物。そのさい、カウンターの横あたりで、表紙に「ツンデレ特集」と大書されたコミック冊子があるのを発見した。 よく見ると、3冊もあった。 さらによく見ると、絵柄からBLらしいことがわかった。 もっとよく見…

また道を聞かれた

都庁前駅に行く地下道で「このあたりに証明写真があると聞いたんですが・・・」と若いカップルに話しかけられた。あそこに見えるエスカレータを降りたところにあると簡単に答えたのだが、後からしまったと思う。実は極めてわかりにくいところだからだ。 エス…

単位認定作業

編入者、学士入学希望者に対して、(仮の)単位認定という作業が行われる。前の学校でとった単位のうち、新しく入る大学の既取得単位として認められるものはないかをあらかじめ大学側で検討しておく作業だ。他の大学や専門学校でどんな授業を受けてきた学生…

童謡に夢中

実は自分の話。近所の区立図書館に童謡のCDがたくさんあるので、それを借りている。何枚も借りると、入っている曲自体はかなり重なっているが、アレンジが異なっていてまたおもしろい。 「山口さんちのツトム君」は謎の多い曲だ。「ママ」はまだ小さい子ど…

本日の発見

最近目がいくようになってきた商品の一つにミルクがある。 本日は薬局で、小さな箱に1万円以上の値札のついたものを発見した。 こちらであった。 ワクチンを与えられて母乳の中に抗体を出している牛のミルク、という商品があるのを知った。 母乳を与えるイ…

研究会2件の宣伝

日本科学史学会生物学史分科会2006年度シンポジウム http://www.ns.kogakuin.ac.jp/~ft12153/hisbio/sympo_j.htm 科学言説研究プロジェクト第3回公開研究会 http://www.ns.kogakuin.ac.jp/~wwf1019/

ミニフォーラム「細胞を創る〜先端バイオの現場から〜」

サイエンスアゴラの企画。セッションに出て、数分話す。このイベントにふさわしい企画とは必ずしも思えず、また一番シリアスなテーマの企画なので人は少ないかも知れないと思ったのだが、意外にも人が来ていた。というか、後からもらったデータによると、も…

高校1年生

研究室に、直通ではなく珍しく交換台を通して電話がかかってきた。比較的近所にある○城高等学校の1年生と自己紹介した少年らしい声は、将来なりたい職業について調べているので、その職業の人に電話したと説明した。 すぐに思いついたことは、科学論や生命…

雨の京都

京都のゲノムひろば。科学社会学者が科学者と並列に陳列される気分は、きっとマーガレット・ミードがサモアの人たちの一員にされたら感じるようなものに違いない。 途中、会場のすぐそばの京都大学総合博物館に行って、企画展「湯川秀樹・朝永振一郎生誕百年…

プリント苦労

カラーレーザープリンタで両面400枚、という大量印刷は生まれて初めてのため四苦八苦。 1枚ずつ両面印刷というのも可能なのだが、これまでの経験で多少紙詰まりの可能性が高くなりそうなので、初めに片面だけをすべて印刷することにした。ところが片面を…

入試問題リサイクル

他大学の過去問も出題可能に 「過去問活用宣言」を発表 http://www.gks.co.jp/2006/sogo/general/06111501.html 岐阜大学、お茶の水女子大学など国公私立17大学が、他大学の過去入試問題も入学試験に出題することが可能とする「大学入試過去問活用宣言」を、…

推薦入学者激増中

先日とある大学の先生らしき方の匿名ブログを発見して読んでいたところ、終わったばかりの推薦入試について「あともう一息で定員に達する人数まで入学内定者を確保することができました」とあって、久々に強い驚きを経験した。 たしかに多くの大学で推薦入学…

科研費内部監査

科研費の内部監査というものに、初めて関係した。昨年あたりから、研究費の使用の透明性があちこちで求められるようになっており、手続きや制度にいろいろな変化が生じているが、その一つだ。 工学院のような小さい大学では、お互い普段から顔を見知っている…

札幌は1年ぶり

STS学会で北海道大学。久しぶりに顔を見る人が多いのだが、時間があまりなくて大事な話をしようと思っていた人を何人か逃がしてしまう。発表は、時間配分を大幅に間違えたと反省。空港でお土産を買って日帰り。

科学カフェ見学

北海道大学のCoSTEPが主催するサイエンス・カフェを見学。 自分の学会発表が終わってから遅れて行って、通路から眺めていただけなので、「出席」とか「参加」とではなく、「見学」と言うべきだろう。ゲストの方は大変な話上手で、「リサイタル」とか「ワンマ…

新領域!?

東京大学大学院新領域研究科という、つかみどころのない名前の大学院のセミナーで話をさせてもらった。高木研究室の院生の皆さんは活発で、専門とはかなりかけ離れた私の報告に対しても、とても面白い意見や疑問をいろいろとなげかけてくれた。ちょっと予想…