備忘録

科学技術論を専門とする大学教員・研究者である林真理の教育、研究、生活雑記。はてなダイアリーから移行してきました。

コンビニでメール便

 そのバイトの人は、最初からちょっともたもたしていて危なっかしかった。
私「メール便、お願いします。」
バ「宅急便じゃなくて、メール便ですか?」
私「はい」
バ「メール便だと時間指定できないですけど・・」
私「大丈夫です。」
 何だかメール便にしたくなさそうだったが、私が確信的メール便利用者だとわかると、観念して荷物に貼るシールをくれた。
 ところが、だいたいここでボールペンも一緒に渡してくれる(「信書ではありません」という欄に必ずチェックを要求される)のに、シールを出しただけだ。バイトの人の手にはしっかりボールペンが握られていたので、わたしてくれるように頼んだ。やっぱりよくわかっていなさそうだ、という不安感がよぎった。
 すぐにシールにチェックを終えて待つ。奥で秤の目盛りの読みとりに苦労しているらしい様子は見えたが、しばらくして戻ってきた。
バ「110円です。」
私「えっ!」
バ「50センチ(←「グラム」の間違い)を超えてるんで80円じゃないんです」
私「いや、もっと、重くないですか?」
バ「80gです」
私「え、えぇっ、もっとありますよね。」
 何だか不安になって、私は荷物を持ち上げてみたりした。でも、どう考えても100g以下ということはないと確信して、頼んだ。
私「あの、もう一回計ってもらえませんか。」
 バイトの人は再び同じ秤を使おうとしたが、たまたま通りかかった別のバイトらしき人が、メール便の秤は別だと指示してそのまま立ち去る。どうせなら代わってくれれば良いのにそのまま最初のバイトの人が続けさせられる。何だか意地悪をされているように見えた。
 二人の間に小さな秤を置いて、一緒に目盛りを読みとり、重さを確認。450gあった。シールに重さと値段の対応表があるので、「600gまで→210円」というところを私が指さして、読み上げ、そこに記をつけてもらって、めでたくメール便を送ることができた。
 クロネコメール便は、先月(間違い「7月から」が正しい:後記)から全国のセブンイレブンで始まったらしい。が、まだ覚えてないのも無理もないだろう。コンビニの仕事の種類は増えるばかり。そのうちコンビニバイトは、多様な仕事を要求される高度なサービス業になるかも知れない。コンビニ専門の派遣とかできるんじゃなかろうか。短期未経験のバイトじゃ、新人教育に時間をとられすぎる。でも、新人教育時間が増加してもフランチャイズ店の店長の負担が増えるだけだから、あまり関係ないのだろうか。