備忘録

科学技術論を専門とする大学教員・研究者である林真理の教育、研究、生活雑記。はてなダイアリーから移行してきました。

卒業式なのに

 19日は卒業式。
 会場は大学の隣の建物「京王プラザホテル」。式と祝賀会だけはホテルの会場だが、その他の手続きや行事は学内で行い、ホテルを別館のように利用する、立地を生かした上手なやり方だ。
 午前の式のときには、最初から最後までその場にいた。午後の祝賀会も終わりの頃に少しだけ出た(着いたら学生部長の最後のあいさつだった)。しかし、あとは会議室その他を言ったり来たり。某委員会の仕事や、その他の話し合いが、とぎれとぎれに入ってくる。
 卒業式会場で、教員席に腰掛けたら隣がM先生だったため、某委員会の話をするはめになる。さらに、京王プラザのロビーでばったり出くわしたO先生にも、その場で某委員会の話をされる。
 夕方は、4月に受講者抽選に使うための小さな紙切れに、番号をスタンプで押していく仕事だ。乾かないうちに重ねてしまわないように注意をしつつ、また時々インクがかすれる失敗をしてスタンプの番号を細い棒で元に戻したりしつつ、また何度かインクを補充したりしながら、合計450枚にスタンプを押した。
 前の晩はこれをアップしていた。去年のは、エクセルファイルからのグラフの作成まで私が担当したが、今年はそういうことはアルバイトの某院生に任せたのでかなり楽になった。今年私がやったのは、ウェブ用のファイルに作り直したことぐらいだが、それでもグラフを余分に加えたり、体裁を整えたり、ハイパーリンクをつけたりして時間をとった。
 卒業していく学生たちが、とても羨ましく思える1日だった。