備忘録

科学技術論を専門とする大学教員・研究者である林真理の教育、研究、生活雑記。はてなダイアリーから移行してきました。

麻疹

 学内でも既に数名の患者が出ている。そういう情報が、ホームページの「お知らせ」にも掲載されていた。
 個人的には、火曜1限の授業でいつもまじめそうに前の方の席に座っており、先週はマスクをして授業を受けていたので帰りがけに「風邪?」と話しかけてしまった学生が、今週は授業に来ていなかったのでとても気になっている。麻疹の初期症状は風邪と似ていると聞いたからだ。
 休講にしてしまうと、JABEE認定の際の授業時間数確保についてどう考えるかとか、補講をしようにも新宿校舎の教室は夏休み中もぎっしり予約が入っているという問題が発生するに違いない。
 もちろん病気で苦しむ人の数は少ない方が良いに決まっているのだが、それでも1週間休めたらたまっている仕事がはかどるのではないかなあと考えてしまい、心のほんの一部では正直なところ麻疹流行を待望してしまうという誘惑を押さえられないでいる。といっても、一番心配なのは自分が感染すること。やっぱり早く終息して欲しいというのが一番。