備忘録

科学技術論を専門とする大学教員・研究者である林真理の教育、研究、生活雑記。はてなダイアリーから移行してきました。

来年度のシラバスを書き始める

 非常勤先のT大学では、来年度からシラバスの書き方が大幅に変わるという通知が来ていた。しかも、かなり偉い人の名前が書いてあり、少し分厚い封筒で来ていたので、いったいどんなものだろうかと恐る恐る書類を開いてみることになった。すると、授業1回ごとのタイトルを書くとか、採点基準を明示するとか、試験とレポートの点数比率を明示するとか、既に工学院でやってきたことと同じようなことばかりだったので、少し安心した。
 しかし、シラバスの書き方に関するマニュアル化されたこういった細かい縛りが、工科系大学で始まったと思ったら僅か数年で「哲学の館」にまで到達したのを見せつけられると、文科省の「指導力」(あるいは大学側の右へ倣え?)も相当なものだと少し恐ろしくなる。
 ネットでログインして、昨年度のシラバスを取り込みつつ、今年は大幅に変更を加える。
 1科目だけなので、なんとか書き終えた。
 12日(土)は雨。
 いかにして猫を病院に連れて行くかが一番の課題。
 小雨になった夕方に出かけたところ、帰りには雨は上がっていた。