非常勤先の学生に、新宿の工学院に行ったことがあると言われたのだが、詳しく聞いてみるとどうも誤解があったらしい。
たしかに工学院大学新宿校舎に来て、３Ｆのホールで行われる講座に出たようだ。しかし、彼の認識は「朝日カルチャーセンターのあるビルの中に工学院も入っている」というものだった。（念のため記すと、西新宿１丁目２４番地のビル３つのうち２つまでは、基本的に全部大学が占有している建物だ。）
ちなみに、工学院大学と朝日カルチャーセンターは、下のリンク先のようにいろいろ共同で行っている。
http://www.asahiculture-shinjuku.com/kogakuin/
上のウェブページだって朝日カルチャーセンターのページの中だし、新宿のビルと言えば普通は大学ではなくカルチャーセンターが本体だと思うのも仕方がないのかも知れない。
まったく別法人の大きな専門学校が「工学院」を名乗っていることもあって、以前から工学院大学には専門学校のイメージが強かった。併設していた専門学校は廃止したのだが、今度は朝日カルチャーセンターの傘下に入ったかのごとくだ。まあ、都市型教養系大学に転戦するのも、決して経営上は悪くないと私自身は思うのだが。
なお、彼が参加したというのは、多分これ。
http://www.asahiculture-shinjuku.com/kogakuin/koza/2008/02/0120.html
「工学院大学」の校名由来については、下記のサイトを参照のこと。
http://www.ns.kogakuin.ac.jp/~ft13048/notes/kogakuin.html
これを読み直して改めて気づいたのは、かつての校名変更の候補の中には「東京工科大学」だけでなく「東京都市大学」まであったということ。
