備忘録

科学技術論を専門とする大学教員・研究者である林真理の教育、研究、生活雑記。はてなダイアリーから移行してきました。

研究室の整理

 といっても自分の研究室のことではない。今年で辞める同僚の物理学者O先生が、一山の書類を置いていった。自宅に持ち帰れないので捨てるしかないが、ひょっとすると林が関心があるかも知れないものということだ。
 勤めるようになってから初めて知ったのだが、O先生はSTSNJの創設期の会員でもあって、したがって共通の知り合いがたくさんいた。誰一人知り合いのいない大学に就職したという寂しい気持ちでいたので、少し安心したのを覚えている。
 ところで、「山」の中からは、『科学 ・社会 ・人間 物理学者の社会的責任サーキュラー』をたくさん見つけた。全部あるわけではなさそうだが、創刊号から数号はちゃんとそろっている。あと、STSNJの初期のニュースレターの中に、自分が書いた論文紹介を発見した。論文の内容はそれを読んで思い出した(ちなみにSocial Studies of Science誌の論文)。紹介を書いたことはすっかり忘れていた。
 さて、どうしよう。私も置き場があるわけではないので、もったいないけど捨てるしかないかも知れないが・・。『科学 ・社会 ・人間』なんて普通の雑誌じゃないから、あまりちゃんとは保存されていないだろうし、科学史の資料として欲しい人もいるかも知れないとは思う。
 家族で私以外は風邪なので、土曜日の大学からは早めに退散する。