備忘録

科学技術論を専門とする大学教員・研究者である林真理の教育、研究、生活雑記。はてなダイアリーから移行してきました。

いつまでVHS?

 今は、たいていの教室に備えてあるVHSビデオデッキ。
 長いあいだ動画再生の標準だったが、DVDに押された今、もうすべての教室に備える必要はないとも考えられるようになってきたらしい。
 90年代に非常勤講師として大学で授業を始めたころ、授業用にと思ってとったドキュメンタリー系の映像が、今となっては現代史ものとして使えることに最近気づいた私としては、まだ使いたいところ。いくつかは、DVDに焼き直している。が、けっこう時間と手間がかかる。これらのビデオは自宅で録画したので、アニメ番組に上書きしていたり(そのことがほんの少し残っているシーンでばれる)、節約のために3倍速だったりするので、あまり質の良いものではないのだが。
 あと、授業教材として映画の「リング」の一部を見せているという某文学の先生から、VHSで見ることに意味があるという意見も。なるほど。心霊写真はデジカメの普及とともに衰退したらしいのだが、DVD世代には「リング」も怖さもよくわからなくなるのだろうか。