備忘録

科学技術論を専門とする大学教員・研究者である林真理の教育、研究、生活雑記。はてなダイアリーから移行してきました。

学生の話が聞こえてくる

 八王子校舎と新宿校舎のあいだに、シャトルバスというものが走っている。昨年までもあったのだが、今年から増便され、また今のところ1年生限定だが「通学定期」なるものまで発行されており、認知度が一気に高まった。主に学生の利用を想定しているので、車内はところどころで楽しそうな話し声が聞こえ、教員はすみっこで小さくなっているのが普通だ。また、高速道路を走るので乗り心地の良い観光バスを利用している。したがって、乗り込むときでなければ、前後の席にどんな人が座っているのかよくわからない。
 ということなので、よく学生の話が聞こえてくる。楽しそうにサークルの話しているのを聞くと、大学生になってうれしいんだなと思う。たまたま隣り合わせた新入生の男の子同士が、学科どこですかといってためらいがちに話し始めたりするのは、ちょっと見ていてハラハラしてくる。すぐ後ろの席に並んだ女の子二人が、お父さんが聞いたら卒倒しそうな内容の「女子トーク」を40分間ずっと繰り広げるとか、遠くの方で自分の授業について話しているのが聞こえてくるというのも、とても新鮮な体験だ。