備忘録

科学技術論を専門とする大学教員・研究者である林真理の教育、研究、生活雑記。はてなダイアリーから移行してきました。

個人情報保護法が「直撃」 社内報作り「困った」

http://www.asahi.com/national/update/0513/TKY200505130229.html

ある大手自動車メーカーの関連会社。社内報の担当者は4月号恒例の新入社員紹介企画で、入社予定者約150人に生年月日や出身校、出身地や趣味などについてアンケートした。ただ今回は、こんな一文を加えた。 「個人情報につき、回答は任意です」 ほぼ全員が全項目に記入したが、1人だけ、個人情報について回答しなかった。 担当者は「やむを得ない」と考えた。が、この社員の配属先は違った。 「我々の現場はチームワークが基本。1人のわがままを最初から許すと、今後もチームワークが保てなくなる」 重労働で常に危険と隣り合わせの部署。「家族状況や趣味など、お互いを知り合ってこそ、信頼関係が生まれる」と、これまで誰もが信じていたという。

任意の回答項目に回答しないことがわがままなのかどうか、互いの家族状況や趣味まで知らないと信頼関係が築けないのかどうか、こういう「会社文化」は一般的なものなのかどうか、果たしてこういう会社で個人情報保護の意識の徹底ができるのかどうか、など疑問多数。