共同通信の記事より引用。
【ジュネーブ28日共同】スイス東部グラルス州議会は27日、「欧州最後の魔女」とされ1782年に処刑された女性、アンナ・ゲルディさんの裁判が「不当な死刑判決」だったとして名誉を回復する決議を全会一致で採択した。
スイスのメディアなどによると、同州の名家で使用人として働いていたゲルディさんは、この家の娘に「魔法」を使って食事に針を入れたなどとして拷問を受けた末、町の広場で公開処刑された。
欧州では中世に魔女裁判が横行したが、「啓蒙時代」の18世紀後半にはほぼなくなっており、ゲルディさんがなぜ「魔女狩り」に遭ったかははっきりしていなかった。(後略)
以上引用終わり。
気になったのは、「中世に魔女裁判が横行したが」のところ。
日本語版ウィキペディアの「魔女裁判」の項にだって、「魔女狩りの最盛期は16世紀から17世紀であった」と書いてあるくらいだ。(英語版はもっと詳しい。)魔女狩りは中世で終わったわけではないし、中世が終わってから最盛期を迎えている。