備忘録

科学技術論を専門とする大学教員・研究者である林真理の教育、研究、生活雑記。はてなダイアリーから移行してきました。

就職できないから大学進学

 かつて、某地方の工業高校の校長先生と話をしたとき、「成績が一番良い生徒は大学に進学しません。○電(○○電力)に就職します」という冷たい仕打ちを受けた話をちょっとしたきっかけで学生にしたところ、「ともだちが○燃行ってますよ。仕事が楽で楽で・・。「毎日たのしい」ってメール来ますよ。こっちは課題で・・・(以下略)」と反応。さすが、今どき県内限定で高校卒業生50名採用する、県内最大の「株式会社」。
 就職できないから大学に入ってくる学生。国策会社が支える地方工業高校卒業者の就職。「楽な仕事」の代償は何だろうか。考えさせられること多数。
 いきなり「○んねん」という言葉が学生の口から出てきたとき、すぐには変換できなかった。