一昨日あたりから話題になっているし、本当はもっと古いものだが、記録の価値ありと思ってダウンロード。
資源エネルギー庁が、原子力、放射能をターゲットにネットサーフィンをし、不正確・不適切情報を集めて、Q&A集を作る仕事を発注する予定という入札情報。
どういう基準で不正確・不適切を決めるのかという疑問も当然あるだろうが、それよりこういう事業にどういった企業(?)が手を挙げて、どのような専門家に相談するのかということがちょっと気になる。超短期の入札日程を見ると、だいたい関係者にはわかっているのだと思うが。いろんな意味で、サイエンスコミュニケータの出番でもある。
ちなみに、仕様書には以下のようにある。唯一の固有名詞表記となっているtwitterの力は、資源エネルギー庁も非常に高く評価しているということだ。
いまだに原子力発電コストは5〜6円/kwhで格安なんて、学生がネットで調べてきて当然のように私に教えてくれるので、そんなことを書いている「不適切情報のサイト」はぜひ見つけ出して、誤解を広げないようにして欲しいものだ。
ツイッター、ブログなどインターネット上の原子力や放射線等に関する情報を常時モニタリングし、風評被害を招くおそれのある正確ではない情報又は不適切な情報を調査・分析すること。モニタリングの対象とする情報媒体及びモニタリングの方法については、具体的な提案をすること。
仕様書はこちら→http://www.enecho.meti.go.jp/info/tender/tenddata/1106/110624b/3.pdf
PDFファイルなので注意。