備忘録

科学技術論を専門とする大学教員・研究者である林真理の教育、研究、生活雑記。はてなダイアリーから移行してきました。

メモ(2)

 デザイン学部看護学部のある某公立大学の共同研究。死産児に使用する棺があまりにもあまりにもだと感じていた助産師の方の訴えに始まり、遺体の生理的特徴、病院での保管可能性、そして何よりも我が子を失った親のグリーフケア等のさまざまな観点を総合しながらからその新しい形を構想していったプロセスについての発表。本当に困っている人たちに届くものづくり過程が、どのようにして生起し、どのようにしてうまく進行するのかを、考えさせられる。