飯館村の酪農家長谷川健一さんによる写真。
http://iitate-sora.net/archives/262
村を離れる人々、ボランティアとの語らい、仮設住宅で遊ぶ子どもたち。明るい表情もたくさん捉えているのに、悲しい。
また、人間よりさらに印象的なのは自然環境だ。ビニールハウスをはみ出す勢いで伸びた雑草。収穫されないで落葉後も実のついている柿の木。がらんとした牛舎。「ゴーストタウン」と口走って役職を追われた人がいたことを思い出した。少し前まではたしかにそこに人がいて、生活していたはずの村。でも、人が去り、農業がおこなわれなくなった村。人間と他の生物との共存によって作られているシステムから、人間の側の働きが消えていくとどうなるのか、少しわかった。
新宿で連休中まで開催。