備忘録

科学技術論を専門とする大学教員・研究者である林真理の教育、研究、生活雑記。はてなダイアリーから移行してきました。

科学未来館

 科学未来館の館内の研究会で、少しだけ話をさせてもらう。
 科学未来館のサイトは以下。
 http://www.miraikan.jst.go.jp/index.html
 科学館といえば伝統ある上野のそれがまず頭に浮かんでくる。だから、新都心の他のインテリジェントビルにもひけをとらない、きれいな曲線のフォルムをもったガラス張りの建物が科学館だというのにまず驚かされた。また、常勤・非常勤合わせて約60人雇用しているというインタープリタ(現在募集中だそうで、常勤はこちら、非常勤はこちら)、2フロア分を使う展示スペースの天井の高さ、施設が豪華なわりには安価な入場料等、様々なところから力(=金?)の入れ具合が伝わってくる。どんどん経費が削られていっている某国立大学の研究棟(決して特定のところが頭にあるわけではありませんので、念のため)などと比べてみれば、その差は歴然としていよう。
 行きの「ゆりかもめ」の中で、東京タワーが見えたとか、あれがフジテレビなどと岡山弁(多分)で騒いでいた若者や、写真かビデオを撮っている外国人らしい集団を見かけて、そうかこのあたりが近頃のお上りさん集中スポットなのかとぼんやり考えていたのだが、実のところ私も大差なかったのかも知れない。科学未来館の中では、なぜか自分がそこにいること自体に気恥ずかしさを感じるほどの場違い感を覚えた。