備忘録

科学技術論を専門とする大学教員・研究者である林真理の教育、研究、生活雑記。はてなダイアリーから移行してきました。

感染恐怖

 元公務員の男性のコンピュータに入っていたあんなファイルやこんなファイルが、Winnyを通じて感染したウィルスによってインターネット上にばらまかれてしまったというニュースを、某ニュースサイトで見た。
 そのタイトルには「恐怖のウィニーに感染」とあった。
 たしかにWinnyをやっている人は、ウィルス感染のハイリスクグループかも知れない。でもWinny自体は(それが違法行為を誘発するものではあっても)ウイルスそのものではない。
 これもまた、病原体そのものではないものが、病原体と同一視され同じ扱いを受けるという現象だろうか?