備忘録

科学技術論を専門とする大学教員・研究者である林真理の教育、研究、生活雑記。はてなダイアリーから移行してきました。

遣唐使と唐の美術(東京国立博物館)

 東京国立博物館。タイトルの展示をY氏と観に行ってきた。上野公園に来るのは久しぶりだ。
 地味ながら展示の目玉である井真成墓誌をこの目でみることができたのが収穫。その他、千年以上の時を超えて形を残している物たちは、それが今ここにあるというだけで神秘的な感じがする。
 調子に乗って、中国の王朝が細かく記された年表を購入。この年表の終わりは「清」だが、始まりはどうなっているのかと、うずまき状になった年表の真ん中を探すと「北京猿人」(「原人」じゃなくて中国ではこう表記する?)なんてのまで出ているところが気に入った。
 ついでに別の展示や常設展示を見て回ると夜になっていた。金曜日のみ夜8時までということだが、19時を過ぎてもけっこう混んでいたので、夜間開館をもっとやれば人気が出るのではないかと思う。