備忘録

科学技術論を専門とする大学教員・研究者である林真理の教育、研究、生活雑記。はてなダイアリーから移行してきました。

ネットで名簿

 非常勤先の某大学では、一昨年くらいからウェブ上でシラバスが入力できるだけでなく、担当科目の受講学生の名簿も見ることができ、CSVファイルとして名簿をダウンロードできるようになっているので大変便利だ。
 しかもそれだけでなく、名簿中の学生氏名にリンクが貼ってあって、クリックするとその学生の受講科目一覧表も見られる。余計な機能のようにも思えるが、○○学科の学生は他にどんな科目をとっているのかなど興味があっていろいろ見たりしていた。もちろんIDとパスワードでログインする必要があるのだが、インターネットにつながっていればどこからでもそういったアクセスができるので、ちょっとすごいとは思っていた。
 ところが、本日さらなる発見があった。
 受講者名簿画面のURLのうち科目コード番号にあたる部分を他の科目の番号に変えてみると、その科目の名簿も見ることができた。つまり自分の担当科目の名簿だけでなく、他の先生の授業の名簿も自由に見られるということがわかった。また、学生の受講科目一覧表画面のURLのうち学籍番号に当たる部分を他の数字に変えてみると、その番号の学生の受講科目一覧表を見ることができた。つまり、教員であれば誰でも(非常勤でも)、任意の科目の受講生名簿と、任意の学生の受講科目一覧表を見ることが可能だというわけだ。別に見てはいけないものではないのだろうが、そこまで見ることができるということに多少抵抗をおぼえないわけではない。アクセス制限を各ID別にするのはやっかいなのだろうか。