備忘録

科学技術論を専門とする大学教員・研究者である林真理の教育、研究、生活雑記。はてなダイアリーから移行してきました。

補講

 麻疹の影響で日程がいろいろ変更になった。中でも、本来なら試験直前にあった補講期間が試験の後に配置されたのはちょっと意外。補講を受ける学生の側としては、やっと試験は終わったという時期だし、そもそもやった内容が試験範囲に入らないと考えたら、受講意欲が減退するのは避けられない。苦しい日程調整で仕方なかったものと思われる。
 そういえば自分の大学時代に、ほとんど後ろを振り向くことなく板書しまくるのが特徴の、ちょっと自己完結してそうなタイプの数学の教官が、試験後に補講をやると授業中に発表したので驚いたことがあった。補講を行う理由について、正確な表現はよく覚えていないが、「まだ証明し終わってない定理がある」というような説明をしていた。(ちなみに私はというと、補講日程をすっかり忘れていた。もちろん、覚えていても行ったかどうかはあやしい。)