備忘録

科学技術論を専門とする大学教員・研究者である林真理の教育、研究、生活雑記。はてなダイアリーから移行してきました。

まだまだ前期終了せず

 意外に早く終わった会議のあと、多分終点まで乗るのは初めてになる上越新幹線の切符を新宿駅で予約。みずほ銀行で、日本感性工学会の大会の口座の精算。
 M化学のTさんが研究室に来てくれて、たまたま国際化学オリンピックの話になった。2年続けて出場して去年高校3年生で金メダルをとった生徒がどこの大学に進学したのか尋ねてみたところ、開催関係者もそこまで把握してはいなかった。オリンピックを運営する方は、その分野の振興を願ってやるわけだから、やっぱり医学部とかじゃなく、現在人気低迷中の理工系に進学してほしいという気持ちはわかるが、その気持ちが子どもたちに届いているのかどうか? もちろん、進学先選びは本人の問題以外の何ものでもないし、自由だ。あと、何となく問題は各国生徒全員が英語で読むのだと思っていたのだが、違うそうだ。引率教員が翻訳をするということなので、実はそこの能力が問われるかも知れない。大学のイベント「高校生の理科論文コンクール」の論文を読んでいて、生徒じゃなくて顧問の先生の能力ができを分けていると思うことはよくあるが、ひょっとすると国際オリンピックレベルでもそれが多少はあるのかも知れない。
 『生物学史研究』は、話がうまく伝わらなくて、校正がうまくいっていないのがちょっと心配。
 大きな声では言えないが、まだ定期試験の採点中。