備忘録

科学技術論を専門とする大学教員・研究者である林真理の教育、研究、生活雑記。はてなダイアリーから移行してきました。

いわゆる心臓死の死体からの心臓移植

 少し前からときどき聞いていた話だが、このたびNEJM誌が集中的にとりあげていた。
 http://content.nejm.org/content/vol359/issue7/index.shtmlに最新号の目次。
 心臓が鼓動を再開するならそれは非可逆的な心停止ではなかったことになるという倫理学者の意見、心臓死の基準を明確にすることが大切だという意見、そしてそもそも死体からしか心臓提供ができないという考え方を見直すべき(死に瀕した患者からの提供も考えるべき)という意見が、掲載されている。
 ちなみに、このテーマに関係する文章は上記サイトから無料で読める。