勤務先の近くで「明るい遺影写真展」というのをやっていたので、くぐり抜ける程度にながめた。
幸せそうに皺を刻んだ顔がたくさん並んでいる。少し若い(といっても壮年レベルの)顔もあったが、モノクロのため古いものであることがうかがえる。ちゃんと寿命を全うして死ねることはとても幸せなことで、それは十分「明るい」話でもあるのだろう。
せいぜい私より一回りくらい上の、比較的若くして亡くなった人の話をたくさん聞くことが最近多い(私には、その年代の知り合いが、もっと上の年代の知り合いより多いということに過ぎないと思うのだが)ので、幸せそうな写真一色に染まったこの空間に対して、何だか作りものっぽいという印象を覚えてしまった。幸せに死ねるということは、もちろんうれしいことに違いないのだが。
こちらに情報あります。
http://shinjuku.keizai.biz/headline/1076/