備忘録

科学技術論を専門とする大学教員・研究者である林真理の教育、研究、生活雑記。はてなダイアリーから移行してきました。

レポートの1年

 先日工学院大学分の成績をすべて提出し終えた。最後に1回だけの試験をするよりは、学生の学習機会を増やすことにつながるという理由から、レポートを複数回書かせる方法で採点しようとしたのだが、これがつらかった。もしかすると学生もつらかったかも知れないが、文章がみるみる上手になっていく学生を発見したり、レポートの書き方がわかったという1年生の感想を聞いたりすると、少しは良かったのかも知れないと思う。何より、成績が不可となる学生の割合は減った。
 小テストと合わせれば、概算で軽く5000通は超える。ポータルサイトで提出したものと採点or添削して返却したもの以外、その成果は大量の紙の束として残っている。
 最後の日は5センチくらいのレポートの束を自宅に持って帰って深夜に読んだ。肩の荷が下りるとはこのことだ。
 添削して返却したレポートも多分1000枚くらいはあるが、この量は河合塾での小論文の仕事以来。来年は絶対やめようとも思う(過半数に不可をつけても減らなかった受講者数は、多分タスクがハードだという噂が出回っても減らないのだろう)のだが。
 今日からは入試。