サンタクロースってほんとにいるの

　季節はずれも甚だしいが、一昨日初めて読んだので紹介。

サンタクロースってほんとにいるの? (かがくのとも絵本)

　サンタクロースの不在を示唆する証拠を次々に繰り出していく子どもと、その場しのぎの仮説を立ててしのいでいく父親との会話で成り立つ絵本。
　実際に疑問をつきつけられたときの想定問答集としても有用だが、サンタがいると想定することによって次々に広がっていく想像の翼が楽しい。続きを考えたくなる。
　オカルト的「サンタ存在説」を擁護しているにもかかわらず、福音館書店「かがくのとも」シリーズに含まれる１冊。
　著者の「てるおかいつこ」が「暉峻淑子」のこととわかったのは、検索をかけてからだった。