備忘録

科学技術論を専門とする大学教員・研究者である林真理の教育、研究、生活雑記。はてなダイアリーから移行してきました。

アキバタマビ21

 会場となっている、CYD3331というスペースが、不思議な感覚を呼び起こす、すばらしい空間。廃校になった千代田区立中学校の校舎を利用。おそらく運動場だった入り口の公園では、昼間からベンチでおじさんが本を読む。校舎に入ると、学園祭のようなポスターだらけの空間に、ちゃんとしたコーヒーショップ。ロッカーにチラシがたくさんおいてあるのは、ミニシアターを思い出す。教室番号を確かめて、会場に。暗い中に受付があって、人がいるのに大きなモニタで顔が隠れていてちょっと怖い。植物タッチセンサ「道子ちゃん」に何気なく触れ、大きな声を出されて、思わず周りを気にして見てしまい、こういう私の反応までが「展示」なのだと理解する。トンネルを掘削しそうな、回転する巨大なDNA二重らせん。
 アキバタマビ21のバイオメディアアート展は今週末まで、入場無料。秋葉原のついでにどうぞ。ただし、最近行っていないけれど、だいたい秋葉原の地理が頭に入っているはずの私が迷った場所。あと1ブロックで地名が「上野」となる、すぐ近くに明石書店があるような場所をアキバと呼んで良いのかどうかは、多少疑問。