備忘録

科学技術論を専門とする大学教員・研究者である林真理の教育、研究、生活雑記。はてなダイアリーから移行してきました。

深夜のNHK

 家に帰り着いて、ご飯を食べて、NHKをつけると、「科学カフェ」という単語が耳に飛び込んできたのでちょっと驚いた。しゃべっていたのはたしか小出解説委員さんだと思うが、私が見始めるとすぐ終わってしまったので話の中身はよくわからなかった。昨年の夏頃の研究会ではじめて聞いたときには、フランス語由来の英語でcafe scientifiqueと言っていたのを覚えているのだが、今ではもう「科学カフェ」という訳語が定着したのだろうか。新聞に取り上げられたこともあったがまだまだ無名なことは変わりないと思うので、「科学カフェ」というのは、アルコールランプでお湯を沸かし、白衣のメイドさんがビーカーでコーヒーを出す店で秋葉原あたりにある、と思っている人もきっといるに違いない。
 科学カフェは、お茶など飲みながら気軽に科学の専門家と対話できる場所(というかイベント)だが、2日前のブログで紹介したこれはもうちょっと時間をとられるし、硬いかもしれないが、それだけ充実もしている。