大学や企業の技術者の人たちのサークルに参加して、技術者倫理教育の担当者ということで話をした。「倫理教育が必要だなんて恥ずかしいことだ。そんなに技術者は非倫理的だと思われているのか。少なくとも、自分から認める必要などないじゃないか。」という意見があった。そういえば５年くらい前に、同じような意見を聞いたことがあったのを思い出した。たしかに事故を何でも「技術者倫理の欠如」のせいにするのは危うい。原因を個人に還元して、構造的問題を隠蔽することになるからだ。そのことは忘れないでいたいものだ。
そうそう『生物学史研究』の初校が届いたので校正発送作業。
