備忘録

科学技術論を専門とする大学教員・研究者である林真理の教育、研究、生活雑記。はてなダイアリーから移行してきました。

停電とメール

 新宿校舎は、3日から6日までの連休中に設備点検を行い、そのあいだ停電になる時間があるそうだ。
 2日は、夜の授業が終わると、いつもより念入りに電源が切れているかどうかを確かめて、帰宅した。
 停電の前後、しばらく新宿のサーバは停止しているはずなので、いつもなら転送されて自宅で読んでいるメールも届かなくなる。ある人から、パソコンが壊れてメールを受け取れなくなったとたん大事な仕事がはかどった、という話を聞いたこともある。この休みはそんなふうになるだろうか。ただし、その人に、その後たまっていた多数のメールの処理をどのようにしたか、までは聞いていない。
 先日とある飲み会の席上で、簡単なメールに対する返信までの平均時間で、その人がどのくらいのペースでメールをチェックしているかわかる、という話になった。その場にいて、いつも素早い返信をすると名指しされた人は、すべてのメールを携帯電話に転送しているということが判明した。もちろん、そんな話をしているあいだにも、彼の携帯が振動するのを何度か目撃した。
 メーラの着信監視機能の実行間隔は、私もいろいろといじって試してみたところの一つだ。最初はメールが届いたらすぐわかるように数分という間隔にしていたのだが、それだと通知がやかましくてしょうがない(しかも多くの場合スパムメールだけだったりする)ので、1時間に変えた。たしかに1時間くらい一つの仕事に集中すると、別のことをしたくなるので、何となくそのままになっている。でも、1時間待つことができなくて、ときどき手動でメールが来ているかどうか確かめることもある。急ぎのメールなど、そんなにたくさんはないはずなのに。どうやら仕事の継続を妨げているのは、実際に届くメールではなく、メールが届いているのではないかと気にすることのようだ。