備忘録

科学技術論を専門とする大学教員・研究者である林真理の教育、研究、生活雑記。はてなダイアリーから移行してきました。

感性工学会

 第10回大会が大妻女子大学。最終日に、少しだけ参加。
 時間はなかったが、まだ残っているポスターを少し見て回る。補整下着の展示をやめた方がエステサロンの人の入りが増えたという研究とか、スピーチに使われている用語の分析から民主・共和両党の大統領候補の勝敗を予想する研究とか、あいかわらず「ほー、そんな研究があるんだ」と思わされ、さらに科学哲学的感性を刺激するものが散見される。ちなみに、今回はマケインが有利だそうだ。
 真っ暗なのに何かやってそうな部屋があったので入ってみたら、セイコーエプソンの展示。fu_fu_fuとか、布_浮_歩とかの名称で知られているらしいのだが、非常に薄い布を何枚も部屋の中央にぶら下げて、エアコンの風で揺らめかせ、部屋を暗くして、プロジェクターで金魚が泳いでいる映像を当てると、部屋の真ん中で大きな金魚が何匹も空中を泳いでいるように見えるという仕掛け。
 とりあえず近づいてどうなっているのか触ってみないと気が済まない。そのくらい印象的ではある。
 ものすごく軽い布だった。