先週木曜日に授業でテーマにしたところ、ちょうどその日のNHKの「クローズアップ現代」で遺伝子組み換え食品を取り上げていた。印象的だったのは、宮崎県の農家の男性が、高齢化に悩む農業の打開策として遺伝子組み換え作物の栽培を検討しているという話だった。
都会に近い人々が躊躇って手を出さない新しい技術を踏み台にして生き残っていこうとする地方のあり方は、かつて見られた風景ではないだろうか。その戦略が実際にうまくいってきたのかどうか、振り返ってみるべきだろう。
昨日も前を通った新宿みやざき館。ここの特産品として組み換え作物が売られることを想像してみたい。
あと、組み換えナタネを使っていないサラダ油の会社は、番組が良い宣伝になっていたと思う。