備忘録

科学技術論を専門とする大学教員・研究者である林真理の教育、研究、生活雑記。はてなダイアリーから移行してきました。

歴史の中の80年代

 「科学と社会」の授業の宿題で、(授業と関係のある)戦後の三大事件を挙げるという課題を出した。
 ただし、自分が生まれる前の事項に限るという注釈をつけた。(全員戦後生まれのはずだ。)
 情報学部生が主流の4限では、たとえば次のような答えがあった。
 1978年「スペースインベーダ大流行」
 1980年「ゲーム&ウォッチの発売」
 1983年「任天堂ファミリーコンピュータ発売」
 もちろんこれらは少数派で、「ENIAC(世界で最初のコンピュータ)開発」という模範的解答も複数あったことを付け加えたい。
 彼らにとって、80年代は「調べて知る」歴史なのだと実感。