備忘録

科学技術論を専門とする大学教員・研究者である林真理の教育、研究、生活雑記。はてなダイアリーから移行してきました。

「内閣府:治安に関する世論調査」の報道

 同じ調査に関する報道でも伝え方によって印象が大きく異なる。
(1)「景気で治安悪化」47% 連帯意識希薄も内閣府調査
内閣府が16日発表した「治安に関する世論調査」によると、最近10年間で日本の治安が悪くなったと感じる人に原因を尋ねたところ(複数回答)、「景気が悪くなった」を挙げた人が47・4%で、前回2006年の調査の29・7%から17・7ポイントの大幅増となった。(以下略)
(2)約6割が「日本は安全・安心な国」 誘拐への不安は6年で11%減…内閣府調べ
 内閣府は8月16日、治安に関する特別世論調査を発表した。約6割が日本は安全・安心な国だと思っており、「誘拐や子供の連れ去り、いたずらへの不安」は、2006年の調査と比べ11.2%減少していることが明らかになった。(以下略)
 ちなみに、よくひかれる警察庁の統計によれば、下記のとおり「凶悪犯罪認知件数」は減少している。