備忘録

科学技術論を専門とする大学教員・研究者である林真理の教育、研究、生活雑記。はてなダイアリーから移行してきました。

科学史学会(大阪市立大学)

 5月最後の週末は、大阪市の南端は杉本町にある「市大」キャンパスを訪れました。昨年と違って自分は発表しないので、主に勉強に来た形です。いろいろと考えさせられることや、初めて知ることがあって、ためになりました。また、何よりも、学会参加は、自分もちゃんと研究しなければという気持ちを強く持つきっかけになります。他の目的は生物学史分科会からの報告をすること、もう一つは、来年のために学会運営に関する情報を得ること、しばらく忘れていた科学史学会の勘を取り戻すことでした。
 年配の方によく言われることで、今回初めてお話をした会長からも指摘されましたが、私も忘れていた昔の工学院大学の英語の先生で『科学と宗教の闘争』(岩波新書)を訳された方のお名前は、森島恒男先生でした。