備忘録

科学技術論を専門とする大学教員・研究者である林真理の教育、研究、生活雑記。はてなダイアリーから移行してきました。

証紙君

 新宿郵便局には、自動証紙発行機「証紙君」が3台ある。郵便物を秤に載せ、その後いくつかの質問に答えて入力をしていくと、自動的に郵送料を算出してくれ、証紙と領収書を発行してくれるという機械だ。仕事の速度では窓口の「人間」の方が数段早いが、3人以上の行列に並ばなければならないときには、いつも暇そうな証紙君を頼りにしている。
 ところが、この証紙君には重大な難点が1つある。新旧500円玉をどちらも嫌がるだけでなく、1000円札も旧札しか受け付けてくれないのだ。ネットでもあまり情報が出ていないところを見ると、あまり人気がなく、もう生産されてもいないマシンなのかも知れない。一度も新札を味わうことなく寿命を終えていくに違いない。窓口に長い行列ができており、小銭の持ち合わせもないときには、大変な目にあう。