備忘録

科学技術論を専門とする大学教員・研究者である林真理の教育、研究、生活雑記。はてなダイアリーから移行してきました。

金曜日は・・・

 学生と面接して、研究会に行って、その後研究会関係者と飲む。大学生、大学院生、任期付き職の若手教員、などいろんな年代の人がいたのだが共通の話題になったのが「奨学金」。これまでいくら借りたとか、借りようとしたのに借りられなかったとか、今いくら借金が残っているかとか、どうやって返すのが合理的か、とかそういう話だ。その他、「免除職」に関する規定のおかしさとか、親から仕送りを止められたのに親の収入が多いからといって奨学金がもらえないケースとか、不満がいろいろ出て、日本育英会(現・日本学生支援機構)への愚痴大会になった。
 かつては「貸与」だけでなく一部「支給」部分(「特別奨学金」とか言った)があったなんてことも、今の学生さんたちは知らない。あくまでも奨学金だけ見たらということだが、大学生にとってはどんどん暮らしにくい世の中になっているように思えてしまう。