備忘録

科学技術論を専門とする大学教員・研究者である林真理の教育、研究、生活雑記。はてなダイアリーから移行してきました。

連休明け

 木曜日はいつもの通りのはずだが、少し疲れた。久しぶりの授業だからか。
 しかし、出席率低い。横須賀線の事故のせいだけではあるまい。いや、マジで、連休明けになると出席者が減るとはいうものの、こんなにプリントを余らせたのは珍しいこと。
 金曜日。新入生向けの授業。今週から、2名1組で「大人の科学」を使用したもの。
 こちら
 といっても、もちろん私がメインに教えるわけではないし、一緒に担当している機械工学者でもなく、一番熱心に働いてくれたのは大学院生のTA(ティーチング・アシスタント)2名。
 この方式の由来を聞いたところ、最初は「学研のエジソン」氏に教員が直々に指導を受けながら始めたものらしい。
 教員側のねらいとしては「ものづくりの面白さを体験する」「メカニズムに疑問をもつようにして、基礎学習への動機付けを行う」「ペアで学習することで共同作業に慣れ、さらに友人を作る」などいろいろあるのだが、さてどうだろうか? 少なくとも、講義を聞いているときに今一つさえない学生たちの表情が、作業中とても生き生きとしていることだけは確かだ。