備忘録

科学技術論を専門とする大学教員・研究者である林真理の教育、研究、生活雑記。はてなダイアリーから移行してきました。

座席上のランプのご案内(常磐線特急)

 常磐線の特急電車の車内には、各席ごとに「座席上ランプ」というものがあって、色で座席指定の状態が指示されています。「緑色点灯=指定席発売済区間」「黄色点灯=まもなく指定席発売済区間」「現在空席=赤色点灯」を意味します。全車両指定席で、自由席がない代わりに、「座席未指定券」なるものが発行されており、それを買った人はこのランプを頼りに予約されていない席を探して座ります。
 私は指定席を予約していたので、切符に書かれた座席に座ろうとしましたが、ランプが緑色だったことに少し違和感を感じました。たしかに切符を持っている人に限れば、その席は「go」です。しかし、そう考えると、他の人が予約している席がすべて緑色なのは合点がいきません。自分が予約していない席を基準に考えると、指定券発売済は赤であるのが当然です。
 もう一つ気になったのは、黄色が「まもなく緑」を意味することです。交通信号の論理を援用するなら、黄色は「まもなく赤」でしょう。いろいろ考えるとやはり、私の中では「緑と赤が逆の方がナチュラル」ということになりました。もちろん、あれっと思うだけでトラブルが起こることはなく、どうでも良いことです。カラーデザインをした人の気持ちが、たまたま私には理解できなかったというだけです。